五月三十五日

どんな自分なら許せるのか、どんな人生であれば引き受けられるのか

11/23 舞台 『あいつが上手で下手が僕で2』

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https://kamishimo-stage.com/

 

このタイトル フルですぐ出る人、いるのかな…普段カミシモとしか呼ばないので。

 

ドラマ、舞台第一弾、単独など何も見たことなかったけど、普通に楽しめた。なんなら今年一番好きな舞台かもしれない。

あらすじ

湘南劇場で燻っていた底辺芸人エクソダスは、急にサバイバルバトルに出ることになる。エクソダスの時浦は因縁の相手、ラストワルツの岬と再会。岬もトリオ解散後の漫才に希望を見出せず低迷中。険悪な雰囲気の彼等に加えて、時浦の同期で認知度格差コンビのノノクラゲ、YouTube配信で人気のねあんでるを加えて、8人で地上波放送をかけたチーム戦に挑むことになる。

サバイバル中盤、母親が入院したと知らされた時浦は撮影に身が入らないまま、何も知らない高砂に焚き付けられ滝壺に飛び込んでしまった。

急死に一生を得た時浦だが、島のラストワルツへの印象は最悪に。最後の洞窟チャレンジに挑むエクソダスとラストワルツは不意の落石で閉じ込められる。岬は時浦が島流しにあった原因となった財布盗難事件は、岬が時浦の才能に嫉妬したことが発端であり、脱出できた暁にはラストワルツは解散すると告げる。

 

このチーム戦の内容はなんだかチープなのだが、骨子はすれ違うコンビのよりを取り戻そう!なのでそこまで気にならない。

王子キャラを脱却できず、トリオ時代にしがみついている岬、彼のネタを信じてラストワルツを再スタートできると思っている高砂、可愛がってくれたはずの岬に裏切られて失意の時浦、3人の間のわだかまりが溶けて、もう一度踏み出そうとする洞窟のシーンもさることながら、地味な東雲のネタを認知させようと地方ローカルでキャラを作って一人頑張っていたくらげが誤解していた東雲に対して、「いい加減認めろよ!」と言ったセリフが印象的。人間の人生って奥が深い。

常にバカっぽく情熱的な高砂、地味で遠慮している分、かえってすれ違いを生んでしまった(だが中々ぶっ飛んだネタを書いている)東雲のキャラがいい。

こういう染谷さんは見たことないのでずっと見ていたい。

先輩バカにするキャラと見えて実はものすごく真面目な黒旗の吹っ切れもいい。

 

つまりシンプルに楽しい。

先輩、大暴れしすぎですって。ほんと。

 

 

ネタ

あんでる 「やりたいバイト」

未明の母でしたってくだりが鮮やか。沈黙したまま一周回って次のターンに行くとことか、ヘンダーソンみたい。

てか、持ち時間長くない?

 

ノノクラゲ 「財布を拾う」

こういうネタを東雲が書いていると思うだけで笑える。キラキラリンって、ビスブラじゃない?!イケメンがキラキラリンって言えばリアル天使になるのか。。

ありがちなお題ながら、本人ガン無視で天使と悪魔が仲良くなりかけ、というか天使が悪魔に絆されているのがおかしい。

 

エクソダス 「ペットを飼いたい」

エクソダスでカゲヤマの3回戦ネタやったらどう見えるのかめちゃくちゃ気になる。イケメンがこういうネタするとこんな感じに見えるのか、新鮮。時浦は役的にも島ラブなのかな。島愛が強すぎてちょっと引いた。

ネタに命かけているけど、こういうスタンスなんだーと思った。

島、というか和田さんがお前だよ!と返したのは見事。

 

ラストワルツ 「彼女を守る」

なんとなーくエクソダスとラストワルツのネタは似ているなと思いました。なぜ?

コンテンポラリー!!!って、おいでやす小田に言って欲しい

 

誰もツカミなかったな。てかこれだけいて、なぜ黒縁眼鏡キャラがいないの。

 

あと、ネタ終わりのキャー!(効果音)はいらない

 

 

芝居してネタやって歌うの、俳優大変…

 

木津さん、中尾さんのダンスがキレキレで溝口さんもキレキレで和田琢磨さんが内股気味だった。

岬が暗所恐怖症なのは解釈一致してます。

あと、パチファンって38ファンタジスタの略なんですね、パチンコかと思った

 

今後もシリーズ続いて欲しい。続くなら女性芸人とか入れて欲しい。

時浦は、岬のせいで湘南劇場に来たわけだけど、前の劇場はピンだったのかな?もし相方いたら揉めそう。。

 

ぜひ。